自己紹介文

勘座 光 <Ko Kanza>
(Drums)
 神戸生まれ。大阪音楽大学音楽学部で打楽器を専攻し卒業、1998年、奨学金を得てボストン、バークリー音楽大学に留学。2002年、ダウン・ビート誌のアウト・スタンディング・パフォーマンス賞を受賞。同年、オランダでの「ノースシー・ジャズ・フェスティバル」に出演。同校を卒業後、2003年、アーティスト・ビザを取得してロサンゼルスに移る。これまで、上原ひろみ、グレチェン・パラート、ジョー・サンダース、ウォルター・スミスIII、ボブ・シェパード、デイヴ・カーペンター、ルイス・コンテ、オトマロ・ルイーズ等、多くの著名ミュージシャンらと共演。渡米中はバークリーでジョー・ハント教授等に、またプライベートでは、チック・コリアとの共演でも知られるデイヴ・ウェックルのレッスンを受け影響された。
 2006年3月帰国後、クリヤ・マコトがプロデュースするジャズ・シンガーMAYAのレコーディングや、宮川彬良、古澤巌、米良美一、八神純子、中村あゆみ、小沼ようすけ、エリック・ミヤシロ、中川英二郎、太田剣のサポート・メンバーとしても参加。クリヤ・マコト・トリオとしてNHKテレビに生出演。塩田哲嗣とNargo(東京スカ・パラダイス・オーケストラのメンバー)で結成されたバンド、スフォンクの全国ツアーに参加。2007年7月、平賀マリカwith 守屋純子グループのツアーにて「モントレー・ジャズ・フェスティバルin能登」、北海道「くっちゃんジャズ・フェスティバル」、横浜ジャズ・プロムナード2007に出演。
 2008年1月、ジャズ界を代表するトランペッターの一人、トム・ハレルと共演。2月にはロス在住のピアニスト、Cho Yoon Seung Trioのメンバーとして韓国ソウルにてCDリリース・ツアーに参加。7月、音楽誌「ジャズ批評」に期待の若手ドラマーとして紹介される。 8月、「東京JAZZ CIRCUIT2008ネオ屋台村スーパーナイト」に椎名豊トリオのメンバーで出演し、好評を得る。
 2013年3月、ドイツの名門ジャズ・レーベルECMアーティストで、現在ドイツで最も注目をされているピアニストFlorian Weberと、ドイツ国内ツアーに参加、ツアーの模様は地方の有力新聞、メディアに取り上げられるなど、各地で絶賛された。
同年7月、エリック・ミヤシロEMビックバンドにてデレビ朝日「題名のない音楽会」に出演。平原綾香、松崎しげる、松永貴志と共演。2週わたり放送され話題となる。
 2014年9月、FMラジオ番組「渡辺貞夫Nightly Yours」の収録のため、自己のトリオにて渡辺貞夫と共演、放送された。同年11月、東京ドイツ文化センター主催にてFlorian Weberと共に日本ツアーを行い各地で好評を得る。NHK-FMの長寿ジャズ番組「セッション」に自己のトリオにて出演、公開収録され2015年2月に放送される。
 また、NHK朝の連続テレビ小説「梅ちゃん先生」(2012年)、「ひよっこ」(2017年)や、NHK終戦記念特集ドラマの「アイドル」(2022年)、WIT STUDIO制作によるネットフリックスの新作アニメ・シリーズ「グリム組曲」(2024年)、等のテレビドラマ、アニメでの生演奏や劇伴音楽の参加や、井上ひさしの原作、祝祭音楽劇「天保十二年のシェイクスピア」(2020年)、や手塚治虫の原作「上を下へのジレッタ」(2017年)、オグ・マンディーノの原作「十二番目の天使」(2019年)、田尾下哲の作演出の「DOROTHYオズの魔法使い」(2022年)、秦建日子の作演出の「タクラマカン」(2013年)、佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ「オン・ザ・タウン」(2019年)など、様々なミュージカルのサウンドトラック音楽にも参加。
 2017年4月より、音楽最前線で活躍する若手プレイヤーで結成された、ヤマハZ EXPRESS BIG BANDに加入。アレン・ヴィズッティ、ジェフ・コフィン、エリック・ミヤシロ、三木俊雄、多田誠司、中川英二郎、雲井雅人、チューバマンショー等の国内外の一流プレイヤーを毎回ゲストに迎え、フレッシュなサウンドと意欲的なパフォーマンスが注目を集め絶賛されている。 
 2019年1月、佐渡裕(指揮、芸術監督)の兵庫県芸術文化センター管弦楽団の定期演奏会では、フランスの名門、パリ管弦楽団のメンバーで構成させた、「シルバ・オクテット」と共演、さらに同年7月、佐渡裕、指揮、芸術監督プロデュースのオペラ公演、レナード・バーンスタイン作曲の「オン・ザ・タウン」に参加。兵庫県芸術文化センター大ホール、東京文化会館大ホールで上演され大きな話題となる。
 2019年5月、宮崎国際音楽祭「ポップス・オーケストラinみやざき」では、宮川彬良指揮にて、レナード・バーンスタイン作曲のウエスト・サイド物語より「シンフォニック・ダンス」を演奏。歌手、ミュージカル俳優の井上芳雄、木村花代、宮崎国際音楽祭管弦楽団と共演。同年8月、世界初演のディズニー映画、ハンス・ジマー作曲の「ライオン・キング」、ライブ・オーケストラ公演ツアーに参加。指揮者のニコラス・バックと共に関西フィルハーモニー管弦楽団、セントラル愛知交響楽団と共演。
 作曲家・舞台音楽家の宮川彬良「オケパン:オーケストラ・パントマイム・ショウ」では、ダンサーで演出振付のmiyacawa Ariと、吉岡朋子と共演、新日本フィルハーモニー交響楽団、札幌交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、九州交響楽団など、日本各地のオーケストラにて演奏する。
さらに2020年12月から2022年1月にかけて開催された宮川彬良指揮、サックス奏者の上野耕平&ぱんだ・ウインド・オーケストラの全国ツアーにも参加し各地で好評を得る。

これからの躍進が期待される若手プレイヤーとしてメインストリーム、コンテンポラリー、共にバランスの取れたドラミングで東京を中心にライブ、ツアー、レコーディング等で活動している。 (現在、ヤマハドラム、ジルジャン、アーティスト。)